日記
桜
今日で福岡を離れて一週間。
思い返すと、3月は常に頭の片隅に残りが何週間だとか、何日だとか、何時間だとか…そういう考えがあって、色々と思い出のある場所を訪れては、これまでの思い出をなぞってたりしていた。そうする度に、次にここを訪れるのはいつになるんだろうかと、そんなことを考えて寂しくなっていた。
ただ一番ガックリときたのはやっぱり出発の日の朝、家を出てからで、本当に一歩一歩進む度に、こうしてこれまで当たり前に観ていた景色がこれからは当たり前ではなくなって、これまで過ごしてきたなんでもない日常がこれからは日常ではなくなるのだと、わかっていたつもりでやっぱりわかっていなかった現実が急に実感されてきてとても寂しかった。況してその後の空港で家族と別れるときなど言うまでもなく。保安検査場前での別れはとてもつらいもので、手を振ってくれている家族に手を振り返そうにも涙が出るし、でも最後なんだから振り返さなきゃと、さっと別れられれば楽なのにね、長い時間別れを意識させらると本当につらい。映画でも、ドラマでも、そういうシーンはよく描かれるから、それなりに想像はできていたつもりだったけど、やっぱり想像で推し量れるところには限界があるというか、経験しないとわからないことも多くあるのだなと思った。
寂しさはだんだんと薄れて行くけれど、この気持ちはずっと忘れずに持っていたいなと、書き留めた今回の日記でした。
下は福岡を離れる前に撮った桜の写真たち。満開とまではいかなかったけど。
日記
Reviewed by mug
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4/09/2017
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